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もはやひねくれた目線からしか作品を見れなくなった男が個人の見解で過去の作品を評価していくブログ。※基本的にネタバレを含みます

女の料理にケチをつける男、男の料理を勘違いする女

みなさん、突然ですが「料理」はされたことがありますか?
日常的に家族のご飯を作ったり、ホームパーティーで振る舞うためのおしゃれなディナーを作ったり、毎日職場で仕事として調理したりなど、用途によって関わり方は様々です。
もちろん「料理は全くやらない」という方もたくさんおられるでしょう。

さて、この「料理」という言葉、よくよく考えてみると実に様々な定義・価値観に枝分かれします。
今回は、そんな「料理」という言葉に対し勘違いをしている人に照準を合わせ、その実態を掘り下げていきたいと思います。

※この記事はどちらかと言うと既婚者・または恋人と同棲中の方に向けた内容となります。
あらかじめご了承ください。

 

 

「料理」は大きく3つに分類される

そもそも「料理」とはどういう意味なのか、ネットで調べてみました。

料理(りょうり)は、食物をこしらえることで、同時に、こしらえた結果である食品そのもの。調理ともいう。
すなわち、食材、調味料などを組み合わせて加工を行うこと、およびそれを行ったものの総称である。
wikipediaより抜粋

ちょっとよく分からないんですが、ざっくりとした意味合いは伝わります。
まぁ一般的な認識そのまま、という感じですよね。

僕はこの「料理」という言葉は、大きく3つの定義に分類されると考えています。

①主婦の方などが日常的に行う「家事」
②食材や調理方法にこだわりを持つ「趣味」
③料理人などが調理を行う「仕事」

もちろんですがどれも立派な「料理」です。
ただ、これがどこに属するかを明確にしないまま「料理」を考えると、たちまち認識にぶれが生じてしまいます。

例えば次のような会話があったとします。

A(男性):「Bさん、得意な料理ってある?」
B(女性):「ん~、肉じゃがかな~」

このBさんの返答ですが、はたして3つの定義のうちどれに当てはまるのか。
一体どのレベルで肉じゃがを得意と発言しているのか。
それは当然Bさんにしか分からない事です。

ただ、得意料理をBさんに質問したAくんの気持ちはどうでしょう。
男が女に得意料理を質問する時は決まって「家庭的」なニュアンスが込められています。
もちろんBさんが定義①の「家事」レベルで得意とするならば、Aくんの期待値にズレは生じません。
ただ、これが定義②の「趣味」だった場合、双方の認識にズレが生じるおそれがあります。

なぜなら、Bさんの言う料理が「趣味」である場合、カレーやハンバーグなどの代表的なメニューしか作れない可能性があるからです。
また、「趣味」レベルなら毎日調理を行わないでしょうから、基本的に毎回久しぶりに作る、という懸念も出てきます。
そうなると当然料理の仕上がりにもばらつきが生じる。

結果、Aくんの期待は損なわれる、という展開が起こり得るわけです。
僕はここに一つの「勘違い」が発生していると考えます。

Aくん、Bさん、どちらにも罪はありません。
ただ、勘違いをしているのはBさんです。
なぜなら、得意な料理は何か、というAくんの質問に対し、もし料理への携わり方が趣味レベルなのであれば、

「料理はたまにしかしない、けど、その中でも肉じゃがなら作れる」

と返答しなければならないからです。
この返答だとAくんの認識とも、Bさんの料理に対する定義ともズレが無くなります。
これが勘違いなのか見栄なのか、あたかも「普段から料理をやってる感」を出すからややこしくなる。

そんなの男の勝手な解釈だ、と感じられた方、まずは日本語としての質問の意味をよく考えてください。
「得意」な料理を聞いてるんです。
「調理したことのあるメニュー」を聞いているのではありません。

ちょっとギターやピアノをかじった程度では「得意な楽器」にはなりませんよね。
料理も一緒です。

 

定義③「仕事」の場合も勘違いに要注意。

次に、調理そのものを「仕事」としている料理人の方について考えてみます。
この場合、料理が得意とか以前に、そもそもできて当たり前、という位置付けとなるかもしれません。

ここで注意点なのですが、ファミレスやファストフード店の調理場、または居酒屋チェーンのキッチン等は、「料理人」にはなりません。
はっきりとした線引きが難しいところですが、個人的な見解として「ある程度調理・加工された状態で納品される食材」を扱う場合は「非・料理人」、肉や魚、野菜や果物など、特に加工されていない食材で1から調理を行う場合は「料理人」、という考え方が適当かと思います。

そして、ここが勘違いの起こるポイントにもなっています。

居酒屋チェーンでキッチンリーダーを10年勤めたとしても、「料理人」とはなりません。
分類するならば「飲食店の従業員」です。
でも、これを「10年間料理に携わってきた」のような事を言ったりする人がいるもんだから、話がややこしくなる。

こういう事を言う人は、たいがい「居酒屋チェーン事業」の根本をはき違えていたりします。
居酒屋チェーンは、食材の発注及び運搬、調理工程などに対し可能な限り効率化を図り、いかにリーズナブルな価格帯で集客できるかをメインに展開しています。

もちろん「高級感」や「品質」などにこだわる企業はありますが、それもやはり効率化を前提としたプロジェクトです。

ようは「衛生管理」や「調理・発注業務の効率化」、「店舗運営のオペレーション」が整っていれば、調理のテクニックなんて2の次3の次です。
というか調理自体「誰でもできる業務」としてマニュアル化されていなければ、チェーン店として効率よく利益を上げることはできませんし、実際のチェーン店の調理工程、いわゆる「レシピ」も非常にシンプルなものです。

なので、居酒屋チェーンで求められるのは「料理の腕前」ではなく、「安全な店舗運営」のスキルとなるわけです。
この手の勘違いをするのは、男性の方に多い印象です。
「料理人」でない方は、「料理のプライド」ではなく「運営のプライド」をメインに持ち、追及するべきです。

 

男女のやり取りを入れ替えてみる。

では次に、先ほど例にあげたAくんとBさんのやり取りが入れ替わったらどうなるでしょう。
以下のようなやり取りです。

Bさん:「Aくんって、得意な料理とかある?」
Aくん:「う~ん、和洋中、だいたいなんでも。」

さて、この時のAくんですが、①「家事」、②「趣味」、③「仕事」のどれに当てはまるでしょうか。
おそらく、②「趣味」である場合がほとんどでしょう。

とはいえAくんがプロの料理人であるならば、③「仕事」として上記のような返答も当然あり得ます。
ただその場合、Aくんが勤める料理屋のジャンルによって、後の会話も展開が変わってくるはずです。

Aくん:「でもうちは和食屋さんだから、メインはやっぱり和食かな」

みたいな。

また、Aくんが子持ちの父子家庭である場合。
これは①の「家事」が当てはまるでしょう。
後の会話としても、

Aくん:「その中でもうちの子どもは洋食が好きだから、洋食かなぁ」

みたいな。

そして、上記の2つのパターンには「勘違い」及び「見栄」は一切発生していません。
どちらもちゃんとした事実なわけですから。

問題は②の「趣味」として返答する場合。
ここに勘違いが発生するケースが多々あります。

この次に述べていきます。

 

男は「料理人」を気取りたがる。この勘違いが悲惨。

ここから先が、今回僕がメインで伝えていきたい内容となります。

まず、①「家事」、②「趣味」、③「仕事」の中で、敷居が低く誰でも関われるのが②「趣味」です。
そして数ある趣味の中でとりわけ難易度が低く、かつ女性からの印象も良いというオトクなジャンル、それが「料理」です。

日常生活するうえで必要な調理器具はある程度揃っているでしょうから、「料理」を始めるにあたって特に先行投資をする必要はありません。
もし「まな板も包丁も無い」レベルだったとしても、一般的な器具なら1万円くらいあれば概ね揃います。
これが「釣り」とか「バイク」とかならかかるお金も桁違いですが、それに比べると「料理」なんてタダ同然で始められるわけです。
しかも、衣食住の「食」をカバーできるんだから、直接生活の役にも立ちます。

男性の言う「料理が苦手」というのは単なる苦手意識です。
ちゃんとレシピを見ながら、手順を確認しながら調理を進めていけば、誰でもある程度の料理は作れます。
もし失敗しても回数をこなせば普通に上達します。
それはどんな「趣味」にも言える事です。

そして「料理」だけは、無条件で女性からある程度の好感を得ることができます。
なぜなら、女性側が考える「男の料理」にも、男性と同様「家庭的」なイメージが込められているからです。

例えば趣味が「ダンス」、「ギター」、「サッカー」とかなら、ステキ、カッコイイ、というイメージがあるかもしれませんが、これらには「高い技術」が伴っていなければ女性からの高評価は得られません。

でも「料理」は「普通」レベルさえクリアしていれば「スゴイ」と評価を受けたりします。

ここに、男の勘違いが発生します。
それは先ほど例に出した「Bさんの勘違い」をはるかに上回るたちの悪さです。

なぜたちが悪いのかというと、男は女性と違って「家事」ができないからです。

 

「趣味」を極めても「家事」にはならない。

1人暮らしの人が自分のご飯を作る、これを「家事」ととらえる方もいるかもしれません。
しかし、僕が考える「家事」は、基本的に「家庭」が関係していなければ「家事」になりません。

例えば、1人暮らしの方で「料理が趣味」の人がいるとします。
料理を作ることが好きなわけですから、自分の食事を作るのも苦にならないでしょう。

ですが、「少し体調が悪い」とか、「今日は気分が優れない、面倒くさい」とかの状態であれば、コンビニで弁当を買う、定食屋で済ます、のように、料理を作る事をパスしてしまうでしょう。

これが一般家庭で言う「家事」ならどうでしょうか。
体調が悪かろうが、面倒くさかろうが、家族みんなの食事はその「家事」にゆだねられます。

もちろんしんどい時は家族の夕食をお惣菜やデリバリーで済ますのもありだと思いますが、世間的には良いイメージを持たれることはありません。
頻度が高ければなおさら。

そして男性は女性の「家事」というものを全く理解していません。

料理を「趣味」とする男は、女性が「家事」で用意した料理に対しても「趣味」としての見解を持ちます。
簡単に言うと「味つけ」「盛り付け」「工程」等について、「趣味」感覚のツッコミを入れる、というパターンです。

「家事」とは、「料理」だけを指すものではありません。
献立を考える、買い物にいく、洗濯に掃除、子どもがいればお迎えやお世話、細かく言えばキリがないほど、「家事」は幅広いものです。
しかも基本的に同時進行でなければ時間が足りません。

男がやる同時進行なんて「サラダを作っている間にスープを煮込む」とか、「オーブンで焼いている間にカルパッチョの盛り付けをする」とか、せいぜいそんなもんです。

「家事」の場合は、「乾いた洗濯物を取り入れ、次の洗濯機を回しながら味噌汁を作って魚を焼く」のようなマルチタスクだったりするわけです。
また、ちょっとでも洗い物が減るように使用する調理器具や食器を厳選する、とかの工夫も加わります。

男はそれを料理だけ口に入れてあ~だこ~だ。
「家事」に対し、「趣味」レベルの口出しをするというのは、本当に思慮の浅い、軽率極まりない行為です。

絶対に「家事」と「趣味」を同じレベルで見てはいけません。
女性の「家事」は別次元です。
男の「仕事」なんかよりもはるかに面倒で、面白みが無く、見返りも無い。
それを365日繰り返すわけです。

 

男と女の役割分担。

僕は基本的に「家事」は女性がやるべきだと考えています。
それは「男性には不可能」という意味ではなく、「圧倒的に女性に適していて、圧倒的に男性に適していない」ということです。

そして「仕事」で言うと本来は男性に適している。
今は女性の社会進出が当たり前になっていて、男性を圧倒する優れた能力を持つ女性も多く存在しますが、それでもやっぱり「仕事」は男性の土俵であるべきです。

個人的な感覚ですが、僕が思う男の見せ場は「判断・選択」のシチュエーションにあると考えています。
優れた判断力が男性の特徴だ、という話では無くて、「判断する」という「役割」そのものを担う事。

女性ならではの気付きやアイデア、提案に対して、どれが一番効果があるか、将来的に良い選択であるかを「判断」すること。
そして、その「判断」にしっかり責任を持つ事。
もちろん仕事でも家庭でも。

「料理」に話を戻しますが、ほとんどの場合男の料理はどこまで行っても「趣味」です。
そして、「趣味」と「家事」では、圧倒的に「家事」の方が負担が大きい。

その点を男が認識して初めて、女性の「料理」が何であるのかを理解することができます。
もちろん、「塩辛い」「甘すぎる」「食感が悪い」など、「調理」自体苦手な女性もいます。
僕は何もそれを「我慢して食べるべきだ」とは思ってませんし、それはそれで教えてあげれば良いと思います。

でも、それは「趣味」としての見解ではなく、「家事」を敬ったうえでの見解でなければいけません。
例えば「塩辛い」料理に対し「塩を控えめにするべき」と単純に指摘するのではなく、「料理が上手になるためにはどうすれば良いかを考えよう」のように、一緒に課題をクリアしていく形で協力してあげるのが理想だと僕は考えます。

男性はもっと「家事」に寄り添うべきです。
朝ゴミを出す、食器を洗う、洗濯ものを取り込む。
些細な事でもなんでも良いと思います。

パートナーが料理下手だったとしても、「家事」の事を理解してあげたうえで、あくまでも「一緒」に環境を整えていくのがベストです。

 

専業主婦はまた別。共働きとは評価基準が180度異なる。

次に専業主婦について述べて行きます。
専業主婦の方が絶対に忘れてはならない点、それは、「専業主婦をさせてもらっている事への感謝」です。

注※以下の方は今回のトピックには当てはまりません。
・男性側に「働きに出るな」的な指示のもと、悪い意味で監禁状態にある方。
・ご家族の介護等で働きに出たくても出られない方
・健康上の問題で現在療養中の方
上記のような方々は、今回僕が定義する「専業主婦」には含まれません。
あらかじめご了承ください。


僕には専業主婦の知り合い、または専業主婦をパートナーとする男の友人が何人かいます。
皆が皆ではありませんが、「旦那への愚痴」または「嫁から愚痴られた」という話を耳にすることがあります。
まぁそれぞれ家庭のノリもあるでしょうから愚痴発言をそのまま鵜呑みにはしませんが、内容だけ切り取ったら非常に稚拙な印象を受けます。

小さい例え話で言えば「洗濯物を散らかすな」とか「料理の準備(配膳など)を手伝え」とか。
よく聞くフレーズです。

もちろん、男性側として洗濯物は散らかさない方がいいし、料理の準備も手伝ってあげればいいと思います。
問題は男性側の行動ではなく、女性側の男性に対する敬意の度合いです。

専業主婦をさせてもらっている、と言う事は、働かなくてもやっていける環境を維持してもらっている、という事です。
男性が女性の「家事」を意識しなければならないのと同様に、女性も男性の「仕事」を意識しなければなりません。

「洗濯物をすぐ散らかす」というのを改善させたいからと言って、頭ごなしに「洗濯物を散らかさないで」と指摘するのは軽率です。
それは家事の事を何も考えない男性に「料理の味付けが悪い」と指摘されることと同様です。

働かなくて良い状況を提供してくれているのだから、男性の「仕事」についてちゃんと理解を示し、思いやりを持ったうえで「洗濯物のルール」を一緒に作っていく、この流れがベストだと僕は考えます。

※もし仮に男性側に「出張が多くて家にほとんどいない」「体育会系ブラック企業で上司に毎晩強引に飲みに連れていかれる」のような事情がある場合は別問題です。
今回の記事とはまたジャンルの違うパターンとなるため、機会があればいずれ述べたいと思います。

 

男女の生活は男女で守るもの。

さて、ここまで長々と綴ってきましたが、僕は男女どちらかの味方をしているという事ではありません。
お互いがお互いの状況を理解しあわないと気持ちよく生活ができない、と結論付けているだけです。

僕が昔サービス業界でアルバイトをしていた時のこと。
とても忙しい時間帯があって、ようやく落ち着いたぐらいのタイミングで出勤してきた店長が「厨房が散らかってるからすぐに片づけなさい」と指示を出してきました。
僕らからしたら、人員もギリギリ足りないくらいの忙しさで、むしろ不備なく頑張って回してやったくらいの気持ちでいた中、頭ごなしに「散らかってる」と言ってきた店長に怒りを感じました。

忙しかったんだからそりゃ散らかるし、なんなら「さて今から片付けようかな」と考えていた瞬間だったわけです。
どれだけ視野が狭く、目の前の状況しか把握できない人間なんだろう、と。
分かりますよ、店長からすれば、こんな散らかっている状態をさらに上の人間に見られたら怒られる、のような立場的な感情がよぎるのも分かります。

でもやっぱりまずは売り上げの状況やら客数やらを確認したうえで「頑張ったんだね」と労いの言葉を一番最初にかけるべきなんです。
仕事でも家庭でも同じです。

例えば仕事から帰宅したらご飯がまだできていない、お風呂が沸いていない、こんな状況だったとしたら、まずは「今日は忙しかったのかな」「もしかしたら体調が悪いのかもしれない」のように気遣う想いをベースに持つべきです。

逆もそう。

男性が仕事から帰ってきたとたん洗濯物を散らかす、何も手伝ってくれない、のような状況でも「いつもお仕事ご苦労様」と労いの言葉をかけてあげるべきです。

そのうえでお互いが不足していると思う点、こうしてほしいという要望、を補い合う。
この順番でないと永遠に互いの不満など解決しません。

 

些細なことで始まる喧嘩は奥の深い課題。

話がやや料理から遠ざかってしまった気もしますが、まぁ言いたかったことの大筋はだいたいこんな感じです。
先ほども似たようなことを述べましたが、僕は「家事としての料理」は女性が守るべきものだと思っています。
それはたとえ男性の方が女性より料理の知識やスキルが上だったとしても。

そして男性は料理が得意でも、それはあくまでも「趣味」のレベルであり、「家事」ではない、と言う事を理解する。
もし女性の作る料理に対し指摘をする場合も、「家事」に対する感謝を前提に、「趣味」としてテクニックだけ伝授してあげる。一緒に協力しあうと言う事です。

ちなみに僕は料理が大好きです。(もちろん趣味の1つとして)
料理歴は15年くらい、けっこうなんでもつくれますし、味付けや盛り付けなんかも良い線いってるんじゃないかと思っています。
そして友人たちをホームパーティーに招いて、おもてなしするのも大好きです。
ホームパーティーなら毎日でも料理したっていいくらいです。

でも、「家事」はできません。
もちろん食器を洗ったり、たまの休日には換気扇のフィルタを掃除したり、鍋のサビを取ったり、冷蔵庫の中を磨いたり、とかはやります。

それは、「家事」が大変だという事を理解しているから、せめてルーティン化されていない仕事があればそれは自分の役割にしよう、と考えているからです。
それがあるからこそ、こちらに至らない点があってもパートナーは「カバーしてあげよう」という気持ちを前提としてくれます。
ここに関しては、男性が料理をやらなかろうが、専業主婦であろうが、関係ありません。

とはいえ、中には口喧嘩で互いのバランスを保っている夫婦やカップルもいることでしょう。
僕はこれを決して悪いとは思いません。
ただ、そんな中でもある程度ロジカルに物事をとらえないと、仲の良い喧嘩と本当の喧嘩の境界線が分からなくなります。
味噌汁の味付け一つで小さな喧嘩が始まって、それがなぜか大きな喧嘩に発展、最終的には何でお互いそんなに怒っているのか分からなくなる、とか。

よく「些細なことがきっかけで喧嘩する」というフレーズを耳にします。
上記の「味噌汁の味付け」とかも一つの例かもしれません。

もちろん「味噌汁の味付け」だけを切り取ったら「些細なこと」に思うかもしれません。
ですがその心理を深く辿っていけば、結局行きつくところはお互いがお互いに抱いている感情が原因だったりするんです。

互いがちゃんと相手の状況を理解することをやめなければ、味噌汁ごときで喧嘩なんておきません。

 

おわりに

いつもそうなんですが、僕の考えが誰にでも当てはまるとは思っていません。
十人十色、価値観が異なるからこそ上手くいったりいかなかったり、深くなったり浅くなったり、あるから面白いわけですよね。

そんな中でも、自分にとって上手くいっている事例というのを客観的にジャッジしてみて、内容として問題ないと確信できるお話だけを僕は綴っています。
もちろんこれからも。

まぁしかし、今回は料理の話をメインに展開していこうと思っていたのに、気が付けば違う議題にすり替わっていました。
思うがままにだ~っと綴っていったらまとまりのない内容になってしまいました。
最後まで読んでくださった方、お付き合いいただきありがとうございます。お疲れ様でした。